職務権限基準
注: 本基準は職務権限規程を補完する 決議・決裁一覧(マトリクス) です。元データは表形式で、起案者・承認者・決裁者・該当会議体・参照法令/規程・申請名称を職務ごとに行で並べる構造になります。本テンプレートでは目次的な骨子のみを記し、具体的なセル値は自社の職位構成・ワークフローツールに合わせて整備してください。
基準の運用
- 本基準は、職務権限規程を基本とした決議・決裁一覧として、諸手続きを進めるにあたって従う表である。
- 本基準は、管理グループ管理の下、関係者と協議の上、定期的に承認経路、必要な決議事項の検討を行う。
- 決議機関が会議体である場合は、議事録に決議事項を記録しなければならない。
- 本基準の改廃は、経営グループ会議の決議をもって施行する。
- 本基準に定めのない起案事項に相当する事案については、管理グループに問合せの上、対応する。
マトリクスの列項目(推奨)
各「職務」行について、以下を埋める想定。
| 列 | 内容 |
|---|---|
| 区分 | I 経営 / II 組織・人事・労務 / III 総務 / IV 経理・財務 / V 業務(営業・開発) |
| 職務 | 申請・決議・決裁を要する個別事項 |
| 担当者 | グループ内の起案担当 |
| 承認 PMチーム / QAチーム / 開発GM / 営業GM / 管理GM / CFO / CEO | 該当者 + 起案 / 協議 / 承認 / 決裁 / 決議 のいずれか |
| 会議体 グループ / 戦略会議 / 経営グループ会議 / 取締役会 / 株主総会 | 決議が必要な会議体 |
| 法令・規程等 | 参照する会社法 / 定款 / 各社内規程 |
| 申請名称 | ワークフローツール上の申請名 |
| 備考 | 補足ルール |
区分の例(典型カテゴリ)
I. 経営
- 株式・社債に関する事項 — 自己株式の取得・処分・消却、資本金の増減、剰余金の処分・配当、譲渡制限株式の譲渡、株式併合、新株予約権付社債の発行 等
- 株主総会に関する事項 — 招集、議題、計算書類承認、定款変更、株主名簿管理人の選定 等
- 取締役・監査役に関する事項 — 選任・解任、報酬・賞与の決定、自己取引・競業取引の承認 等
- 経営方針・事業計画 — 中期計画、年度予算、予算実績の報告
II. 組織・人事・労務
- 組織単位の新設・改廃 — グループ・室・チーム・本社所在地・プロジェクトチーム
- 諸規程の制定、改廃 — 規程・社則
- 人事方針 — 採用、入社、退職、契約更新、正社員転換、昇降格、異動、休職、復職、人材派遣
- 給与・考課 — 給与・賞与・退職金の方針、考課基準、賞罰
- 勤怠 — 残業、深夜残業、遅刻早退、勤務時間修正、休日出勤、振替休日、月次勤怠締め
- 休日・休暇 — 有給、特別休暇
- 出張 — 国内・海外出張稟議
- 教育訓練 — 計画・実施
- 福利厚生 — 慶弔見舞、資格取得祝金、従業員貸付、副業
III. 総務
- 出資等 — 関係会社設立・出資、取引先株式取得、関係団体の加入脱退
- 社外慶弔見舞、寄付金 — 1,000 万円以上 / 未満
- 広告宣伝の統制 — 対外広報、マスメディア広告
- 公印・電子署名 — 実印 / 代表取締役印 / 銀行印 / 社印 / 電子署名各種
- その他 — 訴訟、損害賠償、登記登録、決算公告、重要資料提出
IV. 経理・財務
- 決算 — 計算書類承認、決算予想値、月次・四半期・半期決算の確定、決算公告
- 税務 — 法人税申告納税、個人所得税徴収納税
- 資金 — 資金方針、借入金(金額別)、余剰資金運用、取引銀行の決定、貸付・債務保証
- 資産 — 取得・処分・賃貸借・譲渡(金額別)、担保・用益権設定、不良債権整理
- 信用調査 — 反社会的勢力調査含む
- 金銭出納 — 勘定科目設定・伝票発行・支払
V. 業務
- 営業 — 継続取引契約(金額別)、新規取引、与信枠、見積書、請求書、納品書、契約変更、値引き、機密保持契約、リーガルチェック、取引中止
- 開発 — 開発方針、システム開発工数、製品開発・研究開発(金額別)、リリース判定、瑕疵対応
- 経費精算 — 器具備品、書籍、交際費、資格取得、広告宣伝費、会議費、交通費、通信費、消耗品、福利厚生費
運用上の注意
- ワークフローツール(freee 稟議 / freee サイン / freee 人事労務 / freee 会計 等)と紐付けて、申請名称・承認経路を一元管理することを推奨。
- 金額閾値(1,000 万円・3,000 万円・5,000 万円・5 億円 等)は自社のリスク許容度・取引規模に合わせて見直しを行う。
改廃
- 本基準の改廃は、経営グループ会議の決議をもって施行する。
- 主旨の変更が伴わない改定については代表取締役の決裁で行う。